第17期 授業スケジュール
- necchu-hokkaido
- 9月30日
- 読了時間: 9分
更新日:11月4日
●通常授業時間割
ホームルーム (13:30~13:40 / 10分)
1限目 (13:40~14:50 / 70分)
中休み(14:50~15:20 / 30分)
2限目 (15:20~16:30 / 70分)
ロングホームルーム(16:30~17:00 / 30分)
※入学式、修了式などは、時間割が変更となる場合があります ※講師や授業数は2025年10月時点の予定であり、今後変更されることもあります。予めご了承ください。
■ 10 月 18 日 (土) 入学式・始業式・通常授業
開催地:帯広畜産大学 講堂
共催:帯広畜産大学
※通常の時間割と異なります。詳細は、受講生にメールにてご連絡いたします。
※授業終了後、新入生歓迎交流会を開催します。新入生の皆様はぜひご参加ください。(会費制)
授業1「社会」
講師:村松 一樹(藤丸株式会社 代表取締役社長兼CEO) “甲子園の挫折を糧に、藤丸再建に挑む経営者の覚悟”
1962年、東京都生まれ。東京都立国立高校在学中に甲子園出場(背番号「4」)。早稲田大学卒業後、日産自動車に入社。
2013年、帯広日産自動車の再建にあたり本社から社長として派遣され、5年で立て直しに成功。2019年にはMBOにより同社の全株を取得し、名実ともにオーナー経営者となり十勝に永住。
2022年、経営危機にあった帯広唯一の百貨店「藤丸」の代表取締役社長に就任。甲子園での挫折と企業再建の経験を胸に、地域に根ざした新しい百貨店のあり方を模索し続けている。

授業2「文化」
講師:坂口 琴美(十勝シティデザイン株式会社 代表取締役/ホテル&カフェ「HOTEL NUPKA」総支配人)
“「あるもの」に光をあて、暮らしと旅の交差点からまちの文化をデザイン”
1977年、北海道幕別町生まれ。帯広柏葉高、麗澤大学卒。2000年から東京都内で飲食店運営に携わり、2003年にハンバーガーショップ「RAINBOW KITCHEN」を開業。十勝の仲間と2014年に十勝シティデザイン株式会社を創業し、2016年、閉館した老舗ホテルをフルリノベーションして「HOTEL NUPKA」を開業。2021年「NUPKA Hanare」を開設。2019年からは、元ばんえい競走馬が曳く夜の周遊ツアー「馬車BAR」を企画・運営し、地域のにぎわい創出と観光コンテンツづくりに取り組む。地元食材のクラフトビール「旅のはじまりのビール」など、まち・人・旅をつなぐプロダクトや場づくりを推進。
女性起業家のロールモデルとしても注目され、全国商工会議所女性会連合会「女性起業家大賞」奨励賞を受賞。2025年より北の起業広場協同組合の理事長に就任し、帯広中心市街地の持続的な活性化に挑み続けている。

■ 11 ⽉ 29 ⽇ (⼟) 通常授業
共催:芽室町
授業1「共生」
講師:保志 弘一(広尾漁港 3代目漁師) “昆布からまちを変える!熱血漁師が紡ぐ、海と人をつなぐストーリー”
北海道広尾町出身。2003年、保志漁業部のイカ釣り漁船に乗って漁師となり全国をまわる。地元広尾町では、主に昆布漁、サンマ漁、秋サケ定置網漁、毛ガニ漁、ウニ漁を行っている。
陸上では、まちづくり人材育成プログラム等に参画し、町の現状・課題を調査し、異業種のマッチングや広尾町産品のブランド化などを目指した活動経験から、人×人の可能性を感じ、緩やかに衰退していく漁業や地域にとって、必要な答えは人と人の交わる化学変化にあると確信。現在は広尾の各産業との連携と観光を通して人の流れを産み出し、地域住民や顔の見えない沢山の人を幸せにする可能性を追及し、広尾の海から小さな変化のきっかけと、そこから起こり得る化学変化のファクターとなることを目指している。
2023年3月 “漁師の甲子園”とされる「全国青年・女性漁業者交流大会」にて最高位の農林水産大臣賞を受賞。

授業2「社会」
講師:安部 敏樹(一般社団法人リディラバ 代表理事、株式会社Ridilover 代表取締役) “社会課題を“自分ごと”に。無関心を打破するソーシャルデザイナー”
1987年生まれ。東京大学在学中に、社会問題の現場を学ぶ旅行「スタディツアー」を提供する「リディラバ」を立ち上げる。 24歳のときに史上最年少で東京大学にて授業を担当し、同大学で教員向けにも講義を持つ。現在も東京大学大学院博士課程に在籍中で、複雑系を専攻。 2017年にはForbes誌が選ぶ"アジアを代表する30歳以下の社会起業家30人"に選出された。著書に『いつかリーダーになる君たちへ』(日経BP社)、『日本につけるクスリ』(竹中平蔵氏と共著 / ディスカヴァー・トゥエンティワン)がある。

■ 12 ⽉ 20 ⽇ (⼟) 通常授業
開催地:帯広畜産大学 講義棟 5番教室
共催:帯広畜産大学
授業1「生活」
講師:大江 加代(確定拠出年金アナリスト / 株式会社オフィス・リベルタス 代表取締役) “数字の裏にある人生を見つめる。幸せとお金のいい関係”
津田塾大学卒業後、大手証券会社に22年間勤務し、一貫して「サラリーマンの資産形成」に携わる。確定拠出年金には制度開始前の2001年から関わり、多くの企業で制度運営や加入者教育をサポートしてきた。2012年、夫で経済コラムニストの故・大江英樹氏とともに株式会社オフィス・リベルタスを設立。2022年より代表取締役。
現役世代の資産形成や定年前後のライフプランをテーマに全国でセミナーや研修に登壇するほか、メディア寄稿や行政委員を務める。NPO確定拠出年金教育協会理事などの立場から、iDeCoを含む確定拠出年金制度の健全な活用を推進し、安心して「自由なセカンドライフ」を送れる社会づくりに取り組んでいる。

授業2「ビジネス・起業」
講師:重松 大輔(株式会社スペースマーケット代表取締役社長) “部屋からお寺まで!10年を超えて成長を続ける起業家の軌跡”
1976年千葉県生まれ。千葉東高校、早稲田大学法学部卒業。2000年にNTT東日本へ入社し、法人営業企画やプロモーションを担当。2006年に株式会社フォトクリエイトに参画し、新規事業・広報・採用を中心に活躍、国内外企業とのアライアンスや2013年の東証マザーズ上場を経験する。
2014年に株式会社スペースマーケットを創業し、「あらゆるスペースをシェアする」という新しい市場を切り拓く。さらに2016年にはシェアリングエコノミー協会を設立し、代表理事(現理事)として業界の健全な発展に取り組むなど、日本におけるシェアリングエコノミーの第一人者として活動を続けている。

■ 1 ⽉ 31 ⽇ (土) 通常授業
開催地:帯広畜産大学 講義棟 5番教室
共催:帯広畜産大学
授業1「総合学習」
講師:崎野 隆一郎(Honda ハローウッズ 森のプロデューサー) “氷の村からガキ大将の森キャンプまで。徒労と遊びが育む生きる力”
1957年、鹿児島県いちき串木野市生まれ。1981年に北海道大雪山国立公園・然別湖畔に移住し、氷上に世界初の「然別コタン・氷の村」を開村。氷上露天風呂やアイスバー、アイスチャペルなどを設計・建設し、自然と共生する独創的な空間づくりを手がける。その後「然別湖ネイチャーセンター」を設立し、写真家・星野道夫氏の写真展を氷上で開催するなど、自然と文化を結びつける活動を展開。 1999年より本田技研工業(Honda)の自然活用アドバイザーとして参画。ツインリンクもてぎ「ハローウッズ」の開設に伴い森のプロデューサーに就任。2001年からは「ガキ大将の森キャンプ」を毎年開催し、子どもと大人が30泊31日を森で暮らすプログラムを継続。2014年からは「Honda woods」アドバイザーとしても活動を続け、昆虫や動物の棲み家となる「生命の塔」の建設や森づくりワークショップを通じて、新たな取り組みを次々と生み出している。

授業2「理科」
講師:神﨑 亮平(生物学者 / 東京大学 先端科学技術研究センター 教授) “昆虫の脳から人と自然の関係を見つめ直す生物学者”
和歌山県橋本市(旧高野口町)生まれ。筑波大学で博士号取得後、筑波大学教授を経て、2004年に東京大学教授、2006年より先端科学技術研究センター教授、2016年から同センター所長。2023年より東京大学名誉教授・シニアリサーチフェロー。
昆虫の優れた能力を最先端技術で再現・応用する研究を推進し、「昆虫が操縦するロボット」「昆虫の脳で動くロボット(サイボーグ昆虫)」などユニークな成果で世界的に知られる。自然に学ぶ「生物知能」の視点から、持続可能な科学技術を切り拓いている。東京フィルや高野山金剛峯寺との連携による教育活動、子ども実験科学教室や講演活動も精力的に行っている。

■ 2 ⽉ 21 ⽇ (⼟) 通常授業
開催地:帯広畜産大学 講義棟 5番教室
授業1「社会」
講師:相馬 行胤(相馬藩 34代当主/一般社団法人SOMA 共同代表) “「殿様」と呼ばれる男が馬とともに築く伝統と復興の道” 福島県相馬双葉地方を拠点に、相馬野馬追を象徴とする馬事文化の継承に取り組むとともに、引退競走馬を活用した教育や地域創生プロジェクトを推進。人と馬が共生するコミュニティづくりを通じて、伝統文化と持続可能な未来を結びつけている。また広島県神石高原町では牧場を経営し、乳製品づくりを通じて地域の資源循環にも取り組んでいる。

授業2「理科」
講師:高石 真樹(株式会社明治 研究本部 乳製品開発研究ユニット 十勝チーズ研究センター 主任研究員) “青カビとともに拓く、国産ブルーチーズ研究のフロンティア” 明治・十勝工場内「十勝チーズ研究センター」を拠点に、ナチュラルチーズの研究開発に従事。
カマンベールとブルーチーズという“本来出会わない”菌を融合させた「明治北海道十勝カマンブルー」の開発を手がけ、職人の手作業と研究者の知見を融合させた商品づくりは新聞各紙や業界でも注目を集めた。
近年は、とかち財団と連携し、三国峠やトムラウシ山など十勝の自然環境から採取した“野生のアオカビ”を活用したブルーチーズ研究に挑戦。試作の成功を「半信半疑だったが、地域に少しでも恩返しができれば」と語り、地域発の取り組みとして大きな反響を呼んでいる。
これまでの技術と経験を活かし、挑戦と探究を重ねながら「十勝発」のチーズ文化を国内外に発信し続けている。

■ 3 ⽉ 28 ⽇ (⼟) 卒業式・修了式・通常授業
開催地:帯広畜産大学 講堂
共催:帯広畜産大学
授業1「観光開発」
講師:鈴木 宏一郎(株式会社北海道宝島旅行社 代表取締役社長) “旅で惚れた北海道に根を張り、世界に実らせる日本の観光”
1965年、福岡県北九州市生まれ。兵庫県西宮市で育ち、東北大学卒業後、株式会社リクルートに入社し17年間勤務。2001年に小樽商科大学大学院商学研究科を修了。全国転勤を経て、2005年に念願の北海道へIターン移住。
2007年に株式会社北海道宝島旅行社を設立し、代表取締役社長に就任。以来、地域と世界をつなぐ観光事業を展開している。
2018年には一般社団法人JARTA(Japan Alliance of Responsible Travel Agencies)設立理事、2023年には公益社団法人北海道観光振興機構理事に就任。

授業2「共生(農業)」
講師:小谷 広一(有限会社コタニアグリ 会長) “学び続ける農業者が届ける、半世紀の実践と「生きること」” 創業90年を超える農家に生まれ、昭和44年に就農。以来、十勝・更別で52年にわたり農業を実践してきた。 22歳のときにカナダへ農業留学し、帰国後は「生きることは食べること。食べることは生きること」という信念を胸に、夢と挑戦を貫いてきた。
毎年、国内外から幅広い人々を農場に受け入れ、農業体験を通じて「消費者と生産者がつながる大切さ」を発信。学生や社会人、親子連れなど、農業に縁のなかった人たちも多く訪れ、「農家として伝えることは責任」と語る姿は、十勝農業のレガシーを体現している。
また、熱中小学校には更別校時代から17期連続で通い続け、誰よりも学び続けてきた最年長の生徒でもある。 今回の授業は、半世紀にわたる実践と信念、そして今も学び続ける姿勢が凝縮された、まさに集大成の授業となる。

ご一緒に“ワクワクする学び”を楽しみましょう!































